子どもたちの未来のために

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くやしさ、うれしさを感じて可能性は拡がる

 人は皆、「出来ないからくやしい」という気持ちを抱く。だから「努力し頑張る。」そして、克服する。結果、「出来うれしさ」を味わうことが出来る。
物事にははじめからうれしさなんてついてはこない。「くやしい」という気持ちが大きい程、そして努力した量がおおい程「うれしさ」は大きくなるにちがいない。

 体力が無くなった。外で遊ばない。飽きやすくなった。いま子供たちに対してよく言われている言葉である。必ずしもみんなに当てはまるとは思えない。いまの子供たちには、自分の可能性を確かめるすべが少ないのではないだろうか。
 三角乗りをして大きな自転車を乗り回した子どものころのお母さん。大きなお兄さんたちに少し弱めに球を投げてもらって一緒に野球をやったお父さんたち。そんな中から自分のできること、努力しなければならないことを自然と理解して行ったのが、お父さんお母さんの子どものころではないだろうか。
小さいときからいろいろなことにチャレンジする。出来ないからくやしいから、できたうれしさから新しい可能性が拡がる。そんな機会を数多く創ってあげることが今、われわれに求められているのではないだろうか。

 「身体を動かすこと」は、子どもの成長期における心身の健全な発育発達に欠ない。しかし便利なライフスタイルが定着し、スポーツや外遊びに不可欠な時間、空間、さらに少子化や塾通いなどで一緒に身体を動かす友達が減少している社会環境が、子どもたちの身体能力の低下を引き起こしている。
教育の充実が叫ばれるなか、「スポーツ」が果たす人間形成での役割の大きさを私たちは重く受け止め、次代を担う子どもたちのために、何ができるかを真撃に考えていかなくてはならない時がきている。
子どもたちに身体を動かす楽しさ、喜びを感じてもらい、彼らの心身の健全な発育発達に今後も貢献したいと願っている。

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