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「元気・勇気・笑顔」
忘れかけていた情熱を感じる事の出来たチアリーディング大会。周囲の人々全てを巻き込んで元気いっぱいの空間を作り出すチアスピリットたち。一人ひとりが情熱に満ち溢れていた。
情熱とは、自分のしていることにわくわくすることだ。情熱は、人々を引き付ける磁石の様なものだ。情熱は周囲に伝染し、一緒にいることを楽しく思う。情熱は、周囲の人々の人生に好影響を与える強力な感情だ。参加者全ての姿を観て熱く燃え上がる感情がよみがえったひと時。
数多い幼児期の記憶の中でも自分の身をもって経験、体験したことは忘れられない思い出となり、大きな財産へとつながる。わくわく、ドキドキしながら演じた2分30秒。長い人生の中でも厚みのある時間となることだろう。
言い古された言葉だが、運動の要素には「器用さ」「速さ」「強さ」の三要素がある。
パフォーマンスはこの三要素の組み合わせによって違い、技能のレベルは支配されている。乳児期から成人に至るまで身体の特徴や生理的な特徴とその動き方は、色々な要素が一緒に向上していくのではなく個々の要素がバラバラに、しかも発達の時期も変えながら別個の経路を見せて、最終的に20歳頃にピークを迎える。これが一般的な発育・発達の様子だ。幼児期(3歳〜9歳)にどの機能が急発達を成し遂げているかと言えば、それはむろん「器用さ」となる。三要素の中で速さ・強さは子供に勝っても、器用さだけは到底かなわない。
「器用さ」は感覚機能の発達に左右される。チアリーディングも感覚教育の一端。まして、「速さ」「強さ」の他に「高さ」「リズム感」そして、「元気」「勇気」「笑顔」が組み込まれ社会性の素地形成には欠かせない要素が数多く含まれていたことを改めて覚えておきたい。
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