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(13.09.05)夏期イベントを終えて

 長い夏休みが終わり、いよいよ二学期の各クラブでの活動がスタートを切りました。夏休みの経験や楽しい思い出をバネに子ども達には今学期もさらなる飛躍を期待したいと思います。

 さて、夏に行われた野外活動やイベントでは、子ども達の新たな表情や姿とともに、克服や自立に向けた成長の一端を見ることの出来るものとなりました。
参加いただいた父兄の皆様からの好評の声を多数いただき、目には見えない心の成長を感じられる貴重な経験になったことと思います。


『サマースクール』

■年長&1年生対象
 1泊2日、時間を目一杯使って、自然と触れ合ったり、仲間との交流を深めながら、楽しい活動の中で、親元を離れても逞しく過ごしていく子ども達。一番の盛り上がりを見せた魚の掴み取りでは、予測出来ない魚の動きに苦戦しながらも、粘り強く川底を覗き込み、時には仲間と協力しながら、魚を追い込んでいきました。
 「楽しかった」「もっと泊まりたかった」「全然へっちゃらだった」子ども達の口からは、自信と充実感に溢れた感想が聞かれ、模擬的自立を経験するなかで、逞しく自立への一歩を踏み出したのだと感じました。


■小学2年生以上
 自然を間近で、肌で感じる3日間。谷川岳の麓、樹々に囲まれたキャンプ地を活動拠点とし、あえての不便さを経験する中で、試行錯誤を繰り返し、仲間と意見を交わしながら、自分たちの足で解決への道程を歩んでいく子ども達。
 そして、その道程を歩んできたからこそ味わえる達成感と充実感、連帯感こそがこの旅の目的の一つ。
 さらには、日本で一二を争うロケーションを誇るみなかみでのラフティング。緊張に顔が強張っていた子ども達も激流を乗り越えていく中で、自然との一体感、仲間との一体感を感じながら、感動と興奮の充実した時間を過ごしていました。
未知の経験、新たな挑戦の中でしか味わえない臨場感。
 子ども達には、その余韻を是非、それぞれの挑戦へと一歩を踏み出す勇気に変えていって欲しいと思います。


『水泳講習会』

 「年に一度、水を教材にした幼児教育」をテーマにした5日間。
今年も単に泳げるようになる事、上達を目指す事だけを目的とせず、子ども達一人ひとりの中に眠っている力(個性、積極性、自発性、自主性、忍耐力、克服力)を引き出していくよう、時にはユーモアを、時には厳しさを交えた熱意ある指導を展開していきました。 最終日にはそれぞれが5日間の成果を発表していきましたが、父兄の皆様には最後の泳ぎ方以上に、子ども達が壁を乗り越えて力を発揮してきたその過程の中にこそ、目には見えない真の成長がある事にお気付きいただいた、実りあるものとなったことと思います。


 「経験がものをいう」という言葉がありますが、文字通り子ども達にとってこの夏の経験は、これから未来を生きていく道程の中で、その可能性を広げていく一歩になったことと思います。
 幼児期に本当に必要な教育とは?私たちも改めてそのことを再認識する機会となった充実した夏期イベントとなりました。

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